ビデオ撮影 | 聴覚にまつわる音のお話

SONY PCM-D1とadphox BME-200の接続について

本日、お電話にてソニーさんのリニアPCMレコーダーPCM-D1と当社アドフォクスのバイノーラルマイクBME-200を接続した場合について問い合わせがありました。

すっかり忘れていた為にその場で適切な回答が出来ず、この場を借りて替わりにフォローさせて頂きます。



ソニーさんのPCM-D1はプラグインパワーに対応していないので、そのままではBME-200を接続できません。
(PCM-D1取扱説明書P29より)

AT-MA2と006P
(写真) AT-MA2は9V電池で駆動させると持ち歩き出来ます。(ただしメーカー保障外)

PCM-D1に接続するにはプラグインパワーを供給する電源が必要になります。
手軽なところではaudiotechnicaさんのAT-MA2といったマイクアンプが販売されており、こちらを利用するのが手軽です。


(8/6 10:00追加)
回路を自作できる方の場合には、こちらの回路図を参考にしてみて下さい。
プラグインパワー電源回路図
(元画像のサイズは512×341。回路図をダウンロードする方は、右クリックのコピーでペイントに貼り付けるなどしてご使用下さい)





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at 16:25, adphox blog team, ビデオ撮影

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iPhoneとFOSTEX AR-4iでバイノーラル録音

集音器バイノーラルマイクのメーカーのアドフォクスです。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

アドフォクスがある東京都青梅市でも緑の色が変わり始め、夏が様子を伺い始めたように感じる今日この頃です。

河辺の緑 
(写真) 街路樹の緑の色が変わり始めた

暖かくなってくると、食べ物が痛み易くなりますので気をつけましょう。
間違っても、1週間以上前に封を切った上に10日も賞味期限を越えた飲むヨーグルトを飲んで食中りしたりしないよう、お気をつけ下さい。
(やたら具体的なのは私が当ったからです)


さてさて、今回は当社のバイノーラルマイクBME-200が使える録音機材 FOSTEX AR-4iについての記事です。

写真のように、AR-4iはiPhoneと組み合わせて使用する機材です。

AR-4i装着
(写真) FOSTEX AR-4i (使用できるのはiPhone4 or 4S)

iPhone単体での録音は、音声がモノラルになってしまうのでバイノーラル録音が出来ないでいたのですが、当AR-4iが出たお陰でiPhoneでもバイノーラル録音できる環境が整ったのでした。

まずは録音サンプルをお聞き下さい。

(動画) iPhoneでバイノーラル録音

確かにiPhoneでバイノーラル録音できました。
しかもYouTubeにアップした時点の音声は無圧縮PCMなので、デジタル圧縮による音質劣化も最小限で済んでいます。

ただ、音を聞く際に注意点があります。
どうもiPhoneのパワーアンプは弱いようで、出来ればiPhoneよりもパワーアンプがまともな機材で聞いた方が、バイノーラルらしい頭の外から音が聞こえる現象が再現されます。
(私の場合には、データをPCに転送してUSBオーディオで確認しました)


このAR-4iを眺めてみますと、上面にはINPUT1とINPUT2の二つの入力とINPUT VOL.とインジケータがあります。

上面
(写真) 上面

このインジケータで入力レベルが分かりますが、録音を追い込みたいときには物足りないはずです。
入力レベルを表示してくれる アプリが必要になると思います。

下面を見るとINPUT3とイヤホン端子、イヤホンボリューム、ミニUSB形状のiPhone電源供給端子、そして三脚穴があります。

下面
(写真) 下面

全ての音声入出力端子はステレオミニ(3.5mm)形状です。

また三脚穴は側面にもあり、ここに付属のグリップを付けることが出来ます。

グリップ
(写真) 三脚穴とグリップ

このグリップはビデオ撮影の際に大変便利です。
しかも重心バランスが中心にあるので、グリップを付けた状態で縦横どちらでも立ちます。

たてグリップ
(写真) 縦でも横でも立ちます

それから単4電池2本が入ります。

単4×2本
(写真) 単4電池2本

一見して電池ケースの大きさから単3電池が入りそうなので、試しましたが、壊れそうだったので止めました。単3は入りません。

プラグインパワーのマイク供給電圧を調べると2.45Vで、当社のBME-200を駆動するに十分でした。
(BME-200は電圧を上げるほどに大音量まで撮れるようになりますので、これを9V程度まで上げられると余裕が出ます。欲を言うと切りがありませんけれども…)


さて、上で紹介しました動画を撮った時には、BME-200の接続はINPUT1を使用しました。

上下
(写真) INPUT1を使用すると

ただこれだと上下に飛び出るのがカッコ悪く、線の取り回しも気になるかもしれません。

そこら辺が気になる場合には、INPUT3を使用すると良いでしょう。

上上
(写真) INPUT3を使用すると向きが揃う

私はビデオ撮影のアプリはFiLMiC Proという有料アプリを使用しました。
このアプリは高機能なビデオ撮影が特徴ですが、私の場合には音声をデジタル圧縮がかかっていないPCM方式で撮る目的で使用しました。

(標準アプリだと音声はAACという方式のデジタル圧縮がかかってしまいます。これをYouTubeなどにアップすると、2重にデジタル圧縮がかかり、音質劣化が顕著になってしまいます。)

こうして撮った動画が、上に挙げました水族館の動画になります。


今までBME-200のビデオ撮影にはZOOM社のQ3というビデオレコーダーを使用していましたが、これはマイク電源(プラグインパワー)を供給してくれないので別に用意する必要がありました。
それに比べると今度のiPhoneにAR-4iという組み合わせはマイク電源を供給してくれるので、かなり手軽にバイノーラル録音のビデオ画像を撮ることが出来ます。

ただ、ビデオ撮影する分だけiPhoneのバッテリー消費が激しくなりますので、USBで電源供給できるビデオ用の予備電源を用意する事をお勧めします。

BME-200を生かすのに、また一つ、良い録音機材が出現したと言えます。




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at 13:14, adphox blog team, ビデオ撮影

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バイノーラル録画で伝統芸能を撮る

バイノーラルマイクや集音器のメーカー、アドフォクスです。
めっきり寒くなりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

アドフォクスがある東京都青梅市の周辺でも黄葉が進んでおり、秋の果物の美味しさを味わいつつ、冬の足音が近づくのを感じます。

黄葉がある景色
(写真) 黄葉のある景色

今年の紅葉は綺麗だと聞きます。
なんでも、急に冷えると葉が綺麗に色づいて、紅葉が綺麗になるのだとか。
急な気温の変化は体には厳しいのですが、悪い事ばかりではないようです。


さてさて、今回は前回予告しましたBME-200でバイノーラル録音した動画の紹介です。

先月の音展以来、バイノーラル録音を用いた動画撮影の利点とは何だろうかと考えていました。
そんな事を考えながら産業まつりで他のブースを見学していたところ、組紐機の動きが面白かったので、思いつきで撮ってみました。

組紐機と係員の方の説明を、バイノーラル録音の動画で撮っています。
どうぞヘッドホンやイヤホンで聞きながらご覧下さい。


(動画1) 組紐機と解説をバイノーラル録音

この動画はバイノーラル録音である必然性はありませんが、ざわめき音で産業まつりの雰囲気が入りながら、おじさんの解説が、あたかもその場に居るかのように聞けるのは面白い所だと思います。

賑やかさや人が居る暖かさ、そういった雰囲気を伝えるのは、バイノーラル録音の向いているところではないでしょうか。


こちらはオマケ映像です。
組紐機の動きが早くて目で追えなかったので、文明の利器、ハイスピードカメラで撮ってきました。

※ 音声なし
(動画2) 組紐機の動きをスロー再生(ハイスピードカメラで撮影)

平紐の織り方は、両端で紐が折り返す面白い動きをします。
日本にはこういった複雑な動きをする機械が昔からあり、からくり人形などは江戸時代に大きく発展しました。
そしてこの流れが現代ではロボットとして、工業から趣味の世界にまで広がっています。

この組紐機の複雑かつ高速な動き、現代の高度な生産技術の先駆者として見ると、なかなかに感慨深いものがあります。
また勤勉さや創意工夫というものは、日本人が昔から持つ特質なのだと感じます。

バイノーラル録画の表現や演出についての創意工夫。
こちらもコツコツと積み重ねてみるとします。




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at 15:10, adphox blog team, ビデオ撮影

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Q3HDとBME-200 〜 導入開始

あっというまに12月、珍しく見ていた大河ドラマ龍馬伝も先日で終わってしまい寂しくなりました。
しかし、これからはウインタースポーツの季節で、テレビではフィギアスケートが楽しみです。あとウインタースポーツという訳ではありませんがサッカーアジア杯も楽しみですね。

フィギアスケートでは高橋大輔選手の男の色気を感じさせる演技には惚れ込んでしまいます。そしてフィギアスケートは音楽にも注目ですね。トリノオリンピックで荒川静香選手が使用したトゥーランドットや、高橋大輔選手が使用しているアコーディオン奏者cobaさんのeyeなど、選手の演技と共に音楽も印象に残ります。
こういった機会に聴く曲のレパートリーが増える事も多く、知らない曲を好きになる良い機会になります。


さてさて、今回は以前に当ブログでも紹介しましたZOOM社のハンディビデオレコーダーQ3HDを遂に購入しましたので紹介させて頂きます。

まずQ3HDの特徴ですが、手軽なサイズでフルハイビジョン映像を録画できながら、音楽用レコーダー並みに音質が良い事です。

Q3HD
(写真 Q3HD)

Q3HDと風防
(写真 Q3HDにアクセサリーキットの風防を付けるとこんな感じ。おかっぱQちゃんです。)

当ブログでは今までVado HD 3rdというビデオレコーダーを使用していたのですが、録画した時点で音声にデジタルの圧縮がかかってしまい、録音対象によっては暗騒音が手前の音声につられて動く現象が気になっていました。また、周波数特性も決して広くはなく、当ブログで音の説明に使用するのに段々と音質不足を感じていたところでした。
(Vado HD 3rdは手軽にハイビジョン映像を取れることが目的の製品なので、音質を求めるのが少々ずれています。手軽にブログに動画を入れる点において使い易い、良い製品です。)

Q3HDの前に同じコンセプトのQ3という製品が出ていたのですが、Q3では音声入力端子が無かったので、当社のバイノーラルマイクBME-200を接続したバイノーラル録音が出来なかったのです。しかし、今回のQ3HDでは外部入力が追加されましたので、めでたくBME-200を接続できるようになりました。

さて、早速ですが録音した音を比べてみます。高速道路にかかる橋の上から夜の高速道路を撮影してみました。動画1はVado HD 3rdによる録画で、動画2がQ3HDによる録画です。



まず分かり易いのは周波数特性が高域と低域の両方とも伸びているところで、音色がより正確に再現されています。
大型トラックが大きな車体を振動させながら通過してゆく迫力が再現されるのは、低域まで延びているお陰です。

また、デジタル圧縮の点でも有利になりました。
無圧縮のリニアPCM形式で録画できるので、最終的に動画サイトへ動画をアップするまでにデジタル圧縮が1回だけになり、音質劣化が最小限で済むようになりました。


ただ、Q3HDで作成されるファイルがMOVというフォーマットなので、そのままではニコエンコ※で変換できません。そこでFree Video Converterという変換ソフトを使用してAVIファイルへ変換してから、ニコエンコでMP4形式へと変換しています。
(※ 当ブログでは動画再生にニコニコ動画と言う動画サイトを利用しているのですが、アップする際に適したフォーマットへ変換するニコエンコを使用しています。)

それからBME-200はそのままではQ3HDで使用できません。
Q3HDの音声入力端子はライン入力なので、BME-200を接続するにはマイクアンプが必要になります。そこでaudio-technica社AT-MA2というマイクアンプを用意しました。

Q3HDとAT-MA2とBME-200
(写真 Q3HDとAT-MA2とBME-200。風防は紛失防止目的の輪ゴムで軽く止めています)

AT-MA2を使用する目的はマイクの電源として、それから信号レベルをマイクレベルからラインレベルに増幅するマイクアンプとしてですが、実際に使ってみると、他にも録音レベルを無段階に調節できる点がとても便利でした。

また、AT-MA2はACアダプターで電源を供給する屋内で使用する製品なので、屋外で使用するために006P型の電池を接続するケーブルを作成して電源に接続しました。
電源に006Pを使用するのはメーカーの保証する使い方ではありませんが、webを調べても分かるように多くの方が利用している方法です。(それでも一応、自己責任ですね)

AT-MA2と006P
(写真 AT-MA2と006P)

それからAT-MA2の出力はピンプラグですので、Q3HDへはステレオピンプラグ⇔ミニピンステレオプラグという変換ケーブルが要ります。


BME−200を接続する事しか考えてなかったので忘れてましたが、Q3HDにはステレオマイクが内蔵されています。
内蔵マイクで収録した動画も参考として載せておきます。


風防を装着した分だけレンズが金網から離れてしまい、映像に金網が映ってしまいました。

楽器系で定評あるZOOMさんだけに、内蔵マイクも当たり前のように音質は良いです。
マイクは低域まで特性を伸ばすと風切り音に弱くなります。Q3HDの内蔵マイクも低域まで延びていますので、屋外では風防を装着した方が良いですね。

総評として、Q3HDはBME-200でバイノーラル録音するのにとても良い機材です。
マイクアンプは別に必要になりますが、とにかく音質が良い。そして録画したデータをPCに取り込むのもUSBで接続するだけなので簡単で手間がかかりません。
是非とも皆でQ3HDBME-200を購入して、バイノーラル動画で遊んでみて下さい。



バイノーラルマイク・イヤフォン:BME-200 
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食欲の秋には動画変換と暗騒音

秋になりました。食欲の秋ということで、皆さん食事は楽しまれているでしょうか。
特にこの季節は果物が美味しいですね。

夏の間に日の光を浴びて育った果物は、この季節になると味と香りで私達を楽しませてくれます。
果物や野菜、その他、自然から生まれる食材は主要な成分以外にも、少量ずつではあるけれども雑多な栄養素を含み、体のバランスを整えてくれます。
主要な成分は勿論、その他の雑多な成分も健康には必要なものです。

動画圧縮編 キウイフルーツの画像

さて、音楽にもこの「雑多な成分」が存在します。雰囲気などを表現する暗騒音がこれに相当します。
特に分かり易いのが、打ち込み系の音楽やパート毎に録音して編集された音楽に、演出として生録の効果音が入った時です。

曲を聴いていたときに、それまで音楽が屋内のような音の空間で聴こえていたのが、急に屋外の広がった空間に連れ出されたような感覚を覚えた事が無いでしょうか?
例えば街の雑踏、雨が降る音、雷の音などといった効果音が入った時です。

ここには暗騒音と呼ばれる、音量が小さくて普段は聞こえないレベルの音が入っています。
録音した音を音量を上げて聞くと、暗騒音はホワイトノイズのように聞こえます。これは空間の影響を受けた空気の動きが音として入っており、こういった録音素材を利用すると録音した場所の空間が再現されます。

しかしこの暗騒音は扱いが少しばかり面倒で、下手するとただの雑音の原因になることがあります。実は当ブログを開始する際に、動画をアップすると暗騒音が雑音の原因になる現象に手を焼きました。


以下の二つの動画を聞き比べてみてください。
山村近くの山中で、風が左から右に吹き抜けて行くだけの動画ですが、失敗例では、風が吹き抜ける音が妙な音に変化しています。



失敗例の方では風の音が扇風機を通して聞いたときのように細かく途切れ途切れになったような、妙な音に聞こえないでしょうか。
何の気なしに聞くと違いが分からないかもしれませんが、ほとんどの方に聞き分けられる筈です。分からない場合には、風の音が大きくなる20〜30秒あたりを、少し音量を上げて、そして少しばかり本気を出して聞き比べてみて下さい。

この現象は、動画ファイルをブログにアップした際に再度エンコードされてしまった為、音声に対して余計なデジタル圧縮が施された事が原因です。
失敗例と正常例を比べると、ビデオフォーマットは以下のように変換されています。

(失敗例) ビデオカメラ(MP4形式) > 編集用(avi形式) > アップ用に圧縮(mpeg形式,1400Kbps) > 600kbps以下に再エンコードされてしまう

(正常例) ビデオカメラ(MP4形式) > 編集用(avi形式) > アップ用に圧縮(mp4形式,600kbps以下)※ > 再エンコードされないで済む
※ アップ用に圧縮する際にニコエンコというソフトを使用しました。

結局のところ、動画サイトにアップする際に再エンコードされない設定で動画をエンコードしておくことで、再エンコードされないで済むようになりました。


動画変換編 雨の写真

本当は最初のビデオカメラで録画する際に、音声がデジタル圧縮されるMP4形式ではなく、無圧縮のリニアPCMで音声を録りたいのですが…と思っていたら、嬉しい新製品情報がありました。

ZOOM Handy Video Recorder Q3HD

この製品、一番の注目点はライン入力がある事です。
実はリニアPCM自体は昨年発売されたQ3で可能だったのですが、Q3には音声入力が無かったのでバイノーラルマイクを接続できず、バイノーラル録音が出来なかったのです。
しかしQ3HDになってLINE入力が追加されました。これならば、あとは電源(マイクアンプ)を用意すればリニアPCMによるバイノーラル録音の動画が録れる筈です。
音展でも展示するようなので、これは楽しみです。

今までは無圧縮のリニアPCMで録音出来る手軽なビデオカメラが無く、リニアPCMで録画したい場合には古い8mmビデオカメラや、別にICレコーダーを用意して録音していました。
しかし、8mmビデオカメラはAGCが入るので定位に違和感を覚える時があり、そして何よりもPCへの取り込み(キャプチャー)作業に手間がかかります。ICレコーダーは編集の際に画像とタイミングを合わせるのが非常に面倒で、ただでさえ忙しいのに、とてもじゃないがやってられない作業でした。

Q3HDの発売は11月下旬との事。美味しい果物でも食べながら待つことにしましょう。
くれぐれも冬眠できるほど食べ過ぎないよう、皆さんもご注意下さい。



2010/10/29 11:45 追加
(補足) 動画を聞き比べるポイント 〜 音の広がり 〜
音色を聞き分けようとすると分かり難いです。音の広がりを聞き比べてみて下さい。
奥行き方向に風を追いかけて聞くと、正常例の方が遠くまで聞き取れ、失敗例の方は手前までしか聞き取れない筈です。





バイノーラルマイク:BME-200
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バイノーラルの試聴環境と録画機材

当ブログではバイノーラル方式で音声を録音した動画を多用してますが、バイノーラルの効果は試聴器材の音質によって大きく影響を受けます。
そこで今回は、バイノーラルを試聴する際の推奨環境を提案することと、録画に使用している機材について紹介します。


[試聴器材の提案]
バイノーラルの効果は使用機材の音質が良くなる程、効果が高くなります。試聴の際には出来るだけ音質が良い機材を使用して下さい。

■ ヘッドホン
試しにiPhone標準付属のイヤホン(音質の悪さで有名)で聞きましたが、残念ながらバイノーラルの効果を体感するには不十分でした。
目安としては、ヘッドホン型で言うと開放型で5千円ぐらいから上の製品でしたら、十分にバイノーラルの効果を楽しむことが出来ます。

ヘッドホン テクニカ
写真はオーディオテクニカATH-AD300。コストパフォーマンスが高い。


■ USBオーディオ
昔に比べるとPCの音も良くなりました。それでも、出来れば内蔵音源ではなく、ある程度は音楽用の音源を使用して聞いてみて下さい。

USB音源
写真はEDIROL社(Roland)のUA-1EX。

写真のUA-1EXは現在では入手できないようですが、UA-1EXのようにUSBで音源を外に出すだけで十分に音は良くなります。目安としては店頭価格で5千円ぐらいの製品であれば十二分です。価格.comなどで評判を確認すれば、まず間違いないでしょう。


音質が良い方が良いと言ったばかりですが、音質とコストは指数の関係にありますので、どこかで止めないと破産します。
かと言って本当に安物の環境では、音量を大きくしても聞き取れなかったりします。
バランスが難しいのですが、自分に十分なところよりも少し上の製品を、自分への御褒美として選んで頂ければと思います。




[録画機材]
ここまでのブログで使用してきましたバイノーラル録音は、小型のビデオカメラとバイノーラルマイクで収録しています。
(使用しているマイクの感度が高い為に、乗り物の音が入る場所など、音が大きくて録音しきれない場面では、アッテネータという音量を小さくする機械を使用しています)


■ ビデオカメラ vado HD 3rd
vado HD 3rd
creative社のポケットビデオカム「vado HD 3rd

3rdになり外部マイクが接続でき、なおかつプラグインパワーで電源供給されるので、バイノーラルマイクBME-200を使用できます。
音質は周波数特性で15kHzから上がカットされてしまうのが残念ですが、バイノーラルの効果を体感することは出来ます。
一番助かるのは、USB端子で簡単にPCへ動画データ(MP4)を転送でき、動画サイトへ簡単にアップできる点です。8mmビデオカメラをキャプチャーカードに接続してPCへ動画を取り込んでいた以前に比べると、本当に便利になりました。



■ バイノーラルマイク BME-200
BME-200
当社adphox社のバイノーラルマイク「BME-200

マイクが付いているイヤホンを耳に入れることで、自分の頭をダミーヘッド代わりに使うバイノーラルマイクです。風防があるので早歩き程度の風までならなんとかなります。

写真は試作品なので製品版と違う部分がありますが、性能は同じです。


■ 自作アッテネータ (音量を小さくする機械)
自作ATT

ビデオカメラに録音レベルの調節機能があればアッテネータは要らないのですが、無い機械で使用する場合に、音源によって、この自作アッテネータを使用します。
基本的には下の図と似たような回路が入っています。
(上のアッテネータには下図の回路に加えて、ローカットフィルタも追加しています)

アッテネータ回路図
(元画像のサイズは512×341。回路図をダウンロードする方は、右クリックのコピーでペイントに貼り付けるなどしてご使用下さい)



・まとめ
今回も少し難しい内容になってしまいましたが、バイノーラルの音を聞いていただくにあたって試聴環境は重要なので、録画機材と合わせて説明させて頂きました。
何かしらの参考になればと思います。

さてさて、良い音を求め続けると際限が無いのですが、究極の良い音は生の音だと私達は考えます。生の音と言っても生演奏や生楽器だけではありません。風の音や虫の音色など、身の回りに溢れている日常の音も生の音です。
例えば林を抜ける風の音を耳で追いかけてみて下さい。気が向いたときで良いから続けていると、実は意外と遠くの音まで聞こえていることに気がついたり、日によって聞こえが変わるのが分かったりと、何かしらの発見があることと思います。
日常の音ほど、忙しいときに気にも留めなくなりますが、この機会に今一度、身の回りの音に気を留めてみては如何でしょうか。




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