電動工具と難聴 | 聴覚にまつわる音のお話
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電動工具と難聴

もう残暑となりました。皆さん、この夏休みは如何でしたか。
こんな暑い中、日曜大工に挑戦した人は少ないと思いますが、今回はそんな日曜大工に使う電動工具のお話です。

ジグソー
(ジグソーは直線から曲線まで自在に切れる便利な工具です。
写真のBLACK&DECKERは量販店で手に入り、安価で丈夫。
私たち貧乏人の味方です。)

小学生の頃、図工の時間が楽しみでしょうがなくて、収入が出来たら嬉しくて電動工具を大人買いした男性は少なくない事でしょう。木材を加工して自分だけの作品が作れるのは楽しいものです。
しかし、ここで注意して頂きたい事があります。

まずは次の動画を見て頂けるでしょうか。音量が大きいのでボリュームに注意して下さい。


今回の動画では、右上に周波数分析のグラフを表示してみました。聴覚ではこの周波数分析のイメージが大切で、聴毛細胞というセンサーがこの分析をしますので、その点を少し気にしながら見てみて下さい。
このグラフでのポイントは、ジグソーが発生する大きな音が1kHz〜2kHzを中心として常に入り続けることです。

ジグソーの出す音の周波数分析画像

このような大音量は、その周波数帯域の聴毛細胞を疲労させ、長時間聞き続けると聴毛細胞を破壊する原因になります。聴毛細胞が破壊されると、その周波数帯域の成分が聞き取れなくなってしまい、相手が何を言っているかが分からなくなってしまう。つまり、難聴になります。

電動工具に限らず、建築機材やその他の機械を使用する場面では、一定の音程で、長時間聞き続ける傾向がありますので、その周波数を担当する聴毛細胞へのダメージは馬鹿になりません。
安全の為に耳栓を使用することを、強くお勧めします。

耳栓
※ 電動工具を使用する際には耳栓やイヤーマフ、イヤープラグ等で耳を保護しましょう。

今回やっと補聴器や集音器のブログらしい話題になりましたが、ここでまた耳とは関係無いお話です…
今回の動画では素手で工具を扱っている様子ですが、これはダメです。
安全のためには手袋を着用しましょう。刃物に巻き込まれないようにサイズを合わせることも大事です。
折角の日曜大工で怪我をしないよう、安全に気をつけて楽しんで頂きたいと思います。




集音器の無料試聴:アドフォクス
JUGEMテーマ:健康

at 12:05, adphox blog team, 聴覚

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